2Dのオルソ画像を見てみよう!比較しよう!! ~Pix4Dmapper編~ - 4DLinkCloud

2Dのオルソ画像を見てみよう!比較しよう!!       ~Pix4Dmapper編~

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皆さん、こんにちは。WorldLink & Companyの岡本です。

3月に入り日も長くなり、梅の花が咲き、さくらの開花もあちこちで聞かれるようになりました。

暖かい春の到来です。

今日は、SfM処理ソフト「Pix4Dmapper」で作成した2Dモデル(オルソ画像)の表示についてご紹介します。

Pix4Dmapperをご利用されている方は、データをご準備ください。

ない方もご安心ください。

下記リンクからデモデータをダウンロードして、お試しいただけます。

 

https://www.support.4dlink.com/ダウンロード

ファイル名: デモデータ7_オルソ①_Tiff

ファイル名: デモデータ8_オルソ②_Tiff

 


内容(手順)

① はじめに(プロジェクトの準備)

② Pix4Dmapperのデータの確認方法

③ オルソ画像のアップロードと表示

④ レイヤーの表示とオルソ画像の比較


 

それでは、はじめましょう!

 

① プロジェクトの準備

もし過去のブログを参考に作成したプロジェクトがあれば、そのプロジェクトを開いてください。

なければ、画面左のプロジェクトボックスの中の緑色の「+」ボタンを押して、プロジェクトを新しく作りましょう。

フリープランをご利用中の方は、プロジェクトを2個までしか作成できません。

その場合は、既存のプロジェクトを開いてください。

ログイン方法などが分からない場合は、ブログTips(こんなにシンプル! 点群データを4DLinkでシェアしてみよう!! ~Metashape編~をの前半をご参照ください。

② Pix4Dmapperのデータの確認方法

SfMソフトであるPix4Dmapperで2D/3Dモデルを作成する際に、座標系を選択しているかと思います。

その際に選択される「プロジェクト」→「出力座標系の選択」で表示・選択された座標系の情報をご確認ください。

Pix4Dmapperで自動出力された場合、レポートが生成されており、そちらに座標系が記載されています。

そちらのレポートをご確認いただいても結構です。

 

③ オルソ画像のアップロードと表示

では、オルソ画像(.Tiff)データを追加していきます。

Pix4Dmapperで作成されたデータは、Pix4Dmapperのプロジェクトフォルダの中に格納されています。

点群データ(.Las)であれば、「2_densification」、オルソ画像(.Tiff)であれば、「3_dsm_ortho」の中にあります。

オルソ画像(オルソモザイク画像)って何?

ドローンなど、空からカメラで撮影された画像は、レンズの中心に光が集まる中心投影の画像です。なので、レンズの中心から対象物までの距離の違いにより、写真上の像に位置のズレが生じています。写真に写る対象物が地面から高いほど、また写真の中心から周縁部に向かうほど、この位置ズレは大きくなります。上空から撮影した空中写真では、土地の起伏(高低差)による位置ズレが生じるとともに、高層ビルなどの高い建物や周縁部のとがった山の像は、写真の中心から外側へ傾いているように写ります。

オルソ画像は、写真上の像の位置ズレをなくし空中写真を地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換したものです。

 

デモデータをご利用になる場合は、デモデータ7_オルソ①_Tiffをご利用ください。

追加したいファイルが格納されたファイルを開いた状態で、4DLinkの画面のオレンジ色の「データの追加」を開きます。

そこに、先ほどのファイルを、ドラッグ&ドロップでオレンジ色の「データの追加」にいれます。

すると、アップロードが始まります。

この間に別のファイルをアップロードする、タイル処理など別の処理を実施することも可能です。

アップロードやタイル処理にかかる時間は、ご利用されているインターネット回線の状況に大きく左右されます。

できるだけ安定したネットワーク回線に接続した状態で、ご利用ください。

一度にたくさんのファイルをアップロードする、たくさんの処理を実施すると、回線が遅くなり、処理に時間がかかりますので、ご注意ください。

アップロードが終わると自動でタイル処理が行われ、完了すると画面中央にオルソ画像が表示されます。

プロジェクトボックス内の表示にも、新しいレイヤーが追記されます。

 

④ レイヤーの操作とオルソ画像の比較

新しくレイヤーに加わったモデルの操作をしてみましょう。

他のデモデータ「デモデータ9_オルソ②_Tiff」もダウンロードいただき、4DLinkに追加していただくと、レイヤー内に2つのオルソ画像ファイルが表示されます。

プロジェクトボックス内のレイヤー表示のところで、ドラッグ&ドロップを用いて、ファイルを上下に動かすと、レイヤーの表示順が変更できます。

同じ高さであれば、リストの上にあるものが画面手前(上)に表示されます。

 

次に、同じ場所の2つのオルソ画像ファイルを選択し、比較します。

この比較に「スライダー」(画面の分割)機能を使います。

これを使うと同じ場所に配置された2つのオルソ画像が、簡単に比較できます。

また「スライダー」の横にあるアイコン「▶」は「アニメーション」になり、複数のレイヤーの時間的な移り変わりが、リストされた順にコマ送りで確認できます。

 

作成いただいたプロジェクトは閲覧環境ごと、4DLinkCloudで共有いただけます。

共有する場合は、ブログTips(こんなにシンプル! 点群データを4DLinkでシェアしてみよう!! ~Metashape編~の後半に記載してあります。

是非ご一読いただき、プロジェクトを共有してみてください。

 

WorldLink & Companyでは、今回デモデータの作成に利用しましたSfMソフト 「Pix4Dmapper」 もお取り扱いしています。

SfMを始めてみたい、「Pix4Dmapper」を利用してみたい、と言う方いらっしゃいましたら、下記まで是非一度、お問い合わせください。

 

https://shop.skylinkjapan.com/products/detail/47

 

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4DLinkCloudに関するお問い合わせ先:  4dlink_info@skylinkjapan.com

プラン(フリープランを含む)に申し込まれた方の操作に関するお問い合わせ先: support@4dlink.com