2Dのオルソ画像を見てみよう!比較しよう!! ~Pix4Dmapper編~
2021年3月18日|Tips(活用のヒント)
皆さん、こんにちは。WorldLink & Companyの岡本です。
3月に入り日も長くなり、梅の花が咲き、さくらの開花もあちこちで聞かれるようになりました。
暖かい春の到来です。
今日は、SfM処理ソフト「Pix4Dmapper」で作成した2Dモデル(オルソ画像)の表示についてご紹介します。
Pix4Dmapperをご利用されている方は、データをご準備ください。
ない方もご安心ください。
下記リンクからデモデータをダウンロードして、お試しいただけます。
https://www.support.4dlink.com/ダウンロード
ファイル名: デモデータ7_オルソ①_Tiff
ファイル名: デモデータ8_オルソ②_Tiff
内容(手順)
① はじめに(プロジェクトの準備)
② Pix4Dmapperのデータの確認方法
③ オルソ画像のアップロードと表示
④ レイヤーの表示とオルソ画像の比較
それでは、はじめましょう!
① プロジェクトの準備
もし過去のブログを参考に作成したプロジェクトがあれば、そのプロジェクトを開いてください。
なければ、画面左のプロジェクトボックスの中の緑色の「+」ボタンを押して、プロジェクトを新しく作りましょう。
フリープランをご利用中の方は、プロジェクトを2個までしか作成できません。
その場合は、既存のプロジェクトを開いてください。
ログイン方法などが分からない場合は、ブログTips(こんなにシンプル! 点群データを4DLinkでシェアしてみよう!! ~Metashape編~)をの前半をご参照ください。
② Pix4Dmapperのデータの確認方法
SfMソフトであるPix4Dmapperで2D/3Dモデルを作成する際に、座標系を選択しているかと思います。
その際に選択される「プロジェクト」→「出力座標系の選択」で表示・選択された座標系の情報をご確認ください。
Pix4Dmapperで自動出力された場合、レポートが生成されており、そちらに座標系が記載されています。
そちらのレポートをご確認いただいても結構です。
③ オルソ画像のアップロードと表示
では、オルソ画像(.Tiff)データを追加していきます。
Pix4Dmapperで作成されたデータは、Pix4Dmapperのプロジェクトフォルダの中に格納されています。
点群データ(.Las)であれば、「2_densification」、オルソ画像(.Tiff)であれば、「3_dsm_ortho」の中にあります。
オルソ画像(オルソモザイク画像)って何?
ドローンなど、空からカメラで撮影された画像は、レンズの中心に光が集まる中心投影の画像です。なので、レンズの中心から対象物までの距離の違いにより、写真上の像に位置のズレが生じています。写真に写る対象物が地面から高いほど、また写真の中心から周縁部に向かうほど、この位置ズレは大きくなります。上空から撮影した空中写真では、土地の起伏(高低差)による位置ズレが生じるとともに、高層ビルなどの高い建物や周縁部のとがった山の像は、写真の中心から外側へ傾いているように写ります。
オルソ画像は、写真上の像の位置ズレをなくし空中写真を地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換したものです。
デモデータをご利用になる場合は、デモデータ7_オルソ①_Tiffをご利用ください。
追加したいファイルが格納されたファイルを開いた状態で、4DLinkの画面のオレンジ色の「データの追加」を開きます。
そこに、先ほどのファイルを、ドラッグ&ドロップでオレンジ色の「データの追加」にいれます。
すると、アップロードが始まります。
この間に別のファイルをアップロードする、タイル処理など別の処理を実施することも可能です。
アップロードやタイル処理にかかる時間は、ご利用されているインターネット回線の状況に大きく左右されます。
できるだけ安定したネットワーク回線に接続した状態で、ご利用ください。
一度にたくさんのファイルをアップロードする、たくさんの処理を実施すると、回線が遅くなり、処理に時間がかかりますので、ご注意ください。
アップロードが終わると自動でタイル処理が行われ、完了すると画面中央にオルソ画像が表示されます。
プロジェクトボックス内の表示にも、新しいレイヤーが追記されます。
④ レイヤーの操作とオルソ画像の比較
新しくレイヤーに加わったモデルの操作をしてみましょう。
他のデモデータ「デモデータ9_オルソ②_Tiff」もダウンロードいただき、4DLinkに追加していただくと、レイヤー内に2つのオルソ画像ファイルが表示されます。
プロジェクトボックス内のレイヤー表示のところで、ドラッグ&ドロップを用いて、ファイルを上下に動かすと、レイヤーの表示順が変更できます。
同じ高さであれば、リストの上にあるものが画面手前(上)に表示されます。
次に、同じ場所の2つのオルソ画像ファイルを選択し、比較します。
この比較に「スライダー」(画面の分割)機能を使います。
これを使うと同じ場所に配置された2つのオルソ画像が、簡単に比較できます。
また「スライダー」の横にあるアイコン「▶」は「アニメーション」になり、複数のレイヤーの時間的な移り変わりが、リストされた順にコマ送りで確認できます。
作成いただいたプロジェクトは閲覧環境ごと、4DLinkCloudで共有いただけます。
共有する場合は、ブログTips(こんなにシンプル! 点群データを4DLinkでシェアしてみよう!! ~Metashape編~)の後半に記載してあります。
是非ご一読いただき、プロジェクトを共有してみてください。
WorldLink & Companyでは、今回デモデータの作成に利用しましたSfMソフト 「Pix4Dmapper」 もお取り扱いしています。
SfMを始めてみたい、「Pix4Dmapper」を利用してみたい、と言う方いらっしゃいましたら、下記まで是非一度、お問い合わせください。
https://shop.skylinkjapan.com/products/detail/47
4DLinkCloudに関するお問い合わせ先: 4dlink_info@skylinkjapan.com
プラン(フリープランを含む)に申し込まれた方の操作に関するお問い合わせ先: support@4dlink.com